神代植物公園活性化構想について

東京都農林水産振興財団(以下財団)は農業者と消費者を結ぶ拠点として、神代植物公園有料区域外の活用について、西部公園緑地事務所や関係者と連携し検討してきましたが、この度12月13日に周辺農協等に対し構想(副題「じんだいLOHAS」)の提案説明がなされました。

本構想は神代植物公園の旧みどりの相談所区域、約3ヘクタールを活用して地域活性と地産地消の農産物直売所、植木交換市場、体験農園、ガーデンショップ、レストラン、環境に配慮した住宅展示等により、ロハス(環境と人間の健康を優先し、持続可能な社会を志すライフスタイル)的な生活提案をしていくことをめざしています。

今後、関係団体や企業等と調整し構想から基本計画へ発展させることになっています。

これをうけて、マインズ農協、東京むさし農協、東京植木農協の三農協は検討会を立ち上げ、共通課題として研究していくこととし、26日第一回の検討会を開催しました。

都立神代植物公園は現在23ヘクタールの有料区域を開園していますが、全体で敷地面積48ヘクタールを有し今後も拡大する遠大な計画がありますが、公園を所管する西部公園緑地事務所は旧みどりの相談所区域、約3ヘクタールの利活用を図り(1)現状の来客数70万人を増大したい。(2)周辺の植木農家の農地と公園のみどりを面的に保全し、みどりの拠点にしたい。という希望をもっていました。この公園側の事情と、次期植木交換市場の確保に窮していた当組合の事情を受け、財団が西部公園緑地事務所に積極的に働きかけて構築した構想であります。当組合は、今年度中に策定することになっている基本計画づくりに積極的に関与し、構想の実現をめざしていきたいと考えています。

なお、隣の神奈川県でも2010年開園を目指し平塚市に県立花と緑のふれあいセンターとして農業体験のできる公園を「PFI」手法で民間業者に運営させることが、11月に決定されたことが報道されました。

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