病害虫情報!カシノナガキクイムシ!
カシノナガキクイムシ
被害:夏期にコナラ等が急に葉が真赤になって、枯れていく症状を呈する。被害樹種はコナラ、ミズナラ等ナラ、シイ、カシ類におよび、樹冠全体が枯れ症状を見せる。
昆虫:カシノナガキクイムシで体長5mmの円筒形で、大径木の幹に穿孔して生息する養菌性キクイムシである。
枯死メカニズム:樹幹に穿孔して径1.5mm程度(楊枝の入るぐらい)の穴をあけ、孔道を突き進むその時穴の周囲をフラス(木屑と糞)が覆う。虫が孔道内にナラ菌を撒布し、菌が繁殖して樹木の通水機能が阻害されて枯れてしまう。
対策:健全木の予防法として殺菌剤(例えばウッドキングSP等)の樹幹注入、ビニールシートによる幹部被覆、幹部への粘着剤の塗布等がある。昆虫の駆除方法としては、おとり木とラップ法、おとり木丸太法等がある。詳しくは、以下森林総研で検索
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/documents/2nd-chukiseika19.pdf#search
対応策については、新しい方法が次々に開発されている状況であり、最新の知見をもとめることが必要。
(説明文は日本樹木医会東京都支部より提供いただきました。)
カシナガキクイムシの防除用商品 当組合でも取り扱い致します。
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