クスベニヒラタカスミカメ
中国から侵入した外来昆虫種で、2016年に関西地方で分布が発見されたとあり、2018年には中部・関東にも分布が拡大しているとの情報がある。東京都心でも確認されている。
被害:夏期の大量落葉で、夏に裸木となる被害木も出ている。枯れ死木の確認は現在のところ無い。樹勢の衰弱等が懸念されるところである。
昆虫:体長7mm程度、5~11月が活動期。クスノキの葉から汁液を吸い取り、口吻で刺した場所が茶色に変色し、緑色の葉に斑点が生じ、大量発生の場合やがて落葉する。
現在、研究機関や自治体等から正式な見解が出されていない。詳しい情報・対策等は今後の調査研究に待つしかないが、多摩地域でも近年被害が散見される可能性がある。
(説明文は日本樹木医会東京都支部より提供いただきました。)